説明・特徴
本アプリケーションは、東日本大震災(2011年)の教訓をもとに設置された「災害時の診療録のあり方に関する合同委員会」が提唱する我が国の災害医療標準様式(災害診療記録及び災害診療概況報告システムJ-SPEED)に準拠して開発されています。
本アプリケーションを活用することで、被災地で活動する全ての災害医療チームの診療活動が一元的に即時可視化され、被災傷病者に対して効率的に医療を提供することが可能になります。
- 災害医療チームは遠隔地からの即時報告やJ-SPEEDデータのオフライン入力が可能になります
- 被災地調整本部は紙様式のデータ管理から解放され、自動集計された情報を調整会議前に把握可能となります
*本アプリケーションを利用するためには、災害医療関係者向けに予め指定されたIDの入力が必要になります。
対応OS 対応バージョン
- Android OS 5以降
- iOS 10以降(iPhoneのみ)
ご利用上の留意点
- 本アプリケーションは現在位置をJ-SPEED+サーバへ送信します。
アプリ起動時に現在位置取得の同意確認が表示され、同意した場合のみ、アプリ起動中に現在位置を取得します。ご利用後は必要に応じて位置情報サービスやWi-Fi設定をOFFにしてください。 現在位置(座標)はGPS機能を利用しており、屋内では現在地データの精度が悪化することがあります。 - 本アプリケーションは端末にインストールされているカメラアプリを使用します。
- 本アプリケーションはカメラ機能が搭載されていない端末ではご利用いただけません。
操作概略
- 1)
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プロフィールの登録
災害医療派遣登録メンバご自身のプロフィール情報を登録します。
- 2)
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情報収集
災害医療派遣要請を受けた時に、チームの登録または既存チームを選択することで、チーム内での情報共有が可能となります。
- 3)
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J-SPEED+活動日報の作成
災害医療現場にて、診療日・診療地点を選択し、患者情報を入力します。患者情報の入力はチェックシートのJ-SPEED項目を順次チェックする方式になっており、統一した基準による集計情報を報告することが可能です。診療活動が完了したら活動日報を本部へ報告します。
- 4)
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チームクロノロジーの登録
災害医療現場での現在の活動内容や状況を登録し、チーム内および本部との情報共有を行います。
お問合せ先
J-SPEEDについて
J-SPEEDオフサイト解析支援チーム(J-SPEED研究会)
http://www.j-speed.org
電子システムについて
東芝電波テクノロジー株式会社
社会システム技術部
https://www.toshiba.co.jp/tetc/